那須野が原国際彫刻シンポジウム
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那須野が原国際彫刻シンポジウム

実行委員長 千保 一夫
オルガナイザー日原公大
趣 旨
2003作家・作品紹介
井川 彩子
菅野 泰史
小山  育
酒井  良
堤  一彦
クリスチャン・ヒンツ
松崎 織子
フルヴィオ・メローリ
日原 公大
2003制作アシスタント
森戸重臣・木装耕二
山口輝昭・宮崎恵理
スナップフォト

クリスチャン ヒンツ(ドイツ連邦共和国)2003

クリスチャン ヒンツ

Bound

 何処へ行こうとも、人は単なる訪問者に過ぎない。しかし、ちょっ

とした巡り合わせで人と人との繋がりができる。このシンポジウムが
まさに−期一会の始まりだった。お互いを知り合えるまでさしたる
時間はかからなかった。
 私の作品は二つの木の物語。その木は普段、採石工場の中で大
きなダイヤモンドカッターが石を切る時、石の下敷きとなるもの。
機械が切断を終わる度、木の表面には同じ小さな傷が残る。繰り返
し使われ、この木は変型し、思いもよらない形になる。その木を始め
て見た時、私の中に性質の異なる二つの交わりという発想が過った。
黒と白の二つの石に溝(幅3cm、深さ6cm)を彫る。無数に彫られた
溝はどこかで二つの石を結びつける。それこそがまさに、人々の調
和と関係が始まるところなのである。石の表面に刻まれた傷のよう
に、人生にはいくつもの経験が刻みこまれている。人はその経験を
姿に見る事はできないが、内に抱え、似た状況下におかれることで
再び思い出す。
 大田原でのこのシンポジウムは人々を繋ぎ、それぞれの経験と
観念が交わる場となった。そしてまた、物語はここから新たな場所
へと続いてゆくのである。

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1964
ドイツ ナーエ地方 ビールケンフェルト生まれ
1984〜90 ミュンヘン大学 在学
1994〜95 東京芸術大学 留学
1990〜2003 個展5回開催(ミュンヘン)
1994 小西ギャラリーに展示(京都)
1995・98 黒島彫刻シンポジウム参加
1990 大島彫刻シンポジウム参加
1993 ヨーロッパ特許事務所の常設作品野外制作
1994 笠間芸術キャンプ参加
1995 展覧会(東京新宿)
1997 屋外展覧会“パビリオン”(ミュンヘン)
2000 彫刻公園に屋外彫刻設置(ミュンヘン)
2001 彫刻庭園“ミクロス”造園学院に常設
   

 




H=3,360mm W=2,350mm D=730mm
白御影石・黒御影石

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那須野が原国際彫刻シンポジウム実行委員会事務局 大田原市産業文化部文化振興課文化振興係
〒324-0012 栃木県大田原市南金丸1584-6 大田原市那須与一伝承館内
 TEL.0287-23-8718 FAX.0287-20-1012