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湿地・風の痕跡
湿原に点在する水溜まりは、その鏡面のような水面に周囲の景色
を写し込み、時にその映像と実在する自然との境界をなくし虚実を 一体としてしまう。
過剰な映像と情報の氾濫する現代社会も、時にそのあまりにも過
剰な情報量からフィクションとノンフィクションとの違いを解りづらく し、私の存在するリアリティーを曖昧にし、意識を浮遊させる。
その曖昧なリアリティーの境界面と、浮遊する意識の乗り物として舟の形を視覚化し、存在する曖昧さそのものを実体化する。
点在する鏡面のような水面の上に風が吹けば、水面が揺らぎその境界面が見える。
この舟の上にたなびく風が、浮遊しやすい意識を現実に繋ぎ止める数少ない手がかりになり、存在することの豊かさとその可能性を再認識するきっかけになれ、きっと見失いがちな道を見つけられるようになるのではないだろうか‥‥。 |
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1971 |
宮城県生まれ |
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1992 |
第2回大蔵山ワークキャンプ参加（宮城県丸森町） |
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1994 |
東北生活文化大学 卒業 |
| 1995 |
アートヒルズ三好ケ丘'95彫刻フェスタ |
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1997 |
愛知県立芸術大学大学院 修了 |
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犬島モアイ計画（岡山市 犬島） |
| 1998 |
愛知県立芸術大学研修科 修了 |
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ギャラリー・モカ展(名古屋） |
| 1999 |
倉敷まちかど彫刻展(岡山） |
| 2000 |
個展 ギャラリー141(名古屋） |
| 2002 |
個展 ギャラリーK(東京 銀座） |
| 2003 |
ギャラリー企画「2003それぞれの他者」 |
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H＝680mm W＝2,480mm D＝840mm
白御影石 |
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2009シンポジウム │アクセス │ふれあいの丘 │リンク │与一の里大田原│