作品制作はたくさんの考える時間と、様々な体験や発見を与えてくれます。私は身の周りの大切な人達と幸せで楽しい時を過ごす事や、精神的に落ち着く環境を作る事を大切に考えていますが、表現活動は有効的手段の一つだと思います。
作品は思いつくまま出来るだけ束縛を受けないよう注意して作ります。意外性があり驚かせたり笑わせたりする事を楽しんでいます。
美術を難解にするものではなく、できるだけ端的な表現で、たくさんの人が私の作品世界に容易に入る事ができ、気分(発想)転換や元気や希望など、何か+(プラス)となるようなインスピレーションを与える事が出来たなら、大変嬉しく思います。
作品中で人間、動物、植物などを混同した状態にするのは、常識の中にある矛盾や、傲慢で破滅的である人間に対しての疑問を提議する意味と、姿形、習慣、価値観、人種など、様々な異なりある生物が、私の作品世界の中では認めあい共存しているという意味があります。また、作品中女性が多いのは、自分が女性である事への喜びと、
理想の女性(母)像というものに対し、絶対的な愛の象徴を求めているのだと思われます。そしてなぜか異性を作らないのは暴力や抗争を好まないという理由だと思います。
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